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本プログラムについて  教授 倉田和浩(推進室代表者)

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首都大学東京の理工学研究科は、「理学的発想と工学的発想を併せ持つか、あるいはいずれか一方を持ち他の一方を理解できる」ことなどを人材育成の目的として、平成18年度の研究科設置以来、専攻を横断した教育プログラムの構築をめざしてきました。特に数理情報科学、電気電子工学、機械工学の3専攻の間で、海外インターンシップ、連携セミナー、共通設備のCAD室を利用した講義・演習、数理情報科学専攻・博士後期課程学生による理工数学教育を支援するマスクリニック活動などを通し、理工横断型人材育成をめざした交流実績があります。
本プログラムは、3専攻の連携協力をさらに推進し、理学的発想と工学的発想を併せ持つ理工横断型人材の育成を目的として、数理科学、数理モデルシミュレーションなどを軸として3専攻の教員と学生がインタラクティブに触れ合う理工横断教育プログラムを構築し、専攻独自の専門教育の一層の充実も実現すべく、大学院教育の実質化を推進することを目指しています。さらに、特徴ある連携プロジェクトを具体的にいくつか用意し、理工横断型人材育成の実現性を高めた目標設定をしています。例えば、CAD室等を活用した連携教育用シミ ュレーション設備のもとでの複雑系など大規模な物理工学シミュレーションの実施能力と解析能力をもつ人材育成や、形式言語理論を用いた数理論的仕様書作成などの高信頼性システム検証理論を開拓し、応用ができる知識・技能を備えた技術者育成など、それらを核にして実現性の高さに配慮しながら、広く理工双方の思考力・展開力を備えた実現性高い人材育成を目指します。
本プログラムでは、これらを推進させるために組織的な体制を整え、3専攻の教員で構成された数電機連携プログラム推進室のもとで、「数電機横断型人材育成基礎プログラム」(博士前期)と「数電機横断型人材育成アドバンスト・プログラム」(博士後期)という履修プログラムを新設し、単位の実質化とからめ、数理科学を基盤とした体系的「知識力」を高め、幅広い視野・発想と強固な基礎体力を併せ持ち主体的に課題提起・課題解決できる「企画力」を養成し、産業界・国際社会にも通用する「展開力」を強化しながら、国際的コミュニケーション能力の高い人材を育成する教育システムを再構築するものです。